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●針ノ木岳:2821m 日本二百名山
●蓮華岳:2799m日本三百名山 
■日帰り・単独・行動時間計(10h32min)
 扇沢登山口 5:13→大沢小屋 6:11〜15→雪渓取付6:46〜51→雪渓上部7:43〜57→針ノ木峠 8:46(3h33min)
 針ノ木峠 8:52→針ノ木岳 9:56〜10:36→針ノ木峠 11:15
 針ノ木峠 11:21→蓮華岳 12:29→針ノ木峠 13:18
 針ノ木峠 13:25→雪渓上部 14:01〜04→雪渓取付 14:27〜41→大沢小屋15:03→扇沢登山口 15:45(2h20min)

(はじめに)
 梅雨明け後、ようやく夏空になりそうだということで、北アルプスです。日本三大雪渓のひとつ、針ノ木大雪渓のある登り、北アルプスの展望台である針ノ木岳、コマクサで有名な蓮華岳をそれぞれピストンする計画です。東京を出るのが遅く、仮眠は1時間程度しかできませんでした。それでも、天気がよさそうなので、気合いが入ります。
 先月の白毛門・朝日岳では、コースタイム(CT)の8割くらいで歩かないといけないところ、抑え過ぎて、ほぼCT並み。その反省をふまえ、針ノ木峠までの区間では、CT(5時間(ちょっと多めの設定な気がしますが))の7〜8割程度となるよう意識して歩きました。

(扇沢〜針ノ木峠)
 扇沢の登山口には、テントが設置され、指導員さんが登山計画書をチェックしてくれます。計画書を持っていないと、その場で書かないといけません。持参した計画書を提出しますが、アイゼンの有無の確認と、落石に気を付けるようにとのアドバイスをいただき、出発しました。
 大沢小屋までは、沢をかなり高いとこころまで巻いていきます。地形図では途中からはほぼ水平ですが、小さなアップダウンが多数あります。1時間ほどで大沢小屋を通過。沢が近づいてくると、雪渓取り付きです。ここでアイゼンを装着します。さきほどまで晴れていましたが、ガスが出ています。雪渓をわたる風もひんやりとして、ちょっと寒いくらいです。急斜面のところと、雪渓上部はベンガラがまかれており、また、ところどころに「こいのぼり」での案内もありますが、基本的に自分の判断でルートを決めるようです。穴が空いていたり、スノーブリッジになっていたりするところがあるので注意です。
 雪渓の途中から、雪渓沿いの夏道にかわり、やがて、つづら折りの道となります。針ノ木峠は見えるのですが、結構きついです。それでも、登山口から、休憩時間・写真撮影時間も含めて約3時間半で到着。CTは5時間ですから、CTの約7割、目標は達成です。

(針ノ木岳)
 さて、まずは針ノ木岳に向かいます。針ノ木岳とスバリ岳が美しいです。チングルマ、シナノキンバイなど、お花畑の中を進みます。写真撮影に忙しく、なかなか前に進めませんが、これぞ北アルプス! という感じです。標高を上げていくと、スバリ岳のとなりに剣岳のような山が見えます。山頂での大展望に期待しながら、登ります。
 山頂につくと、黒部湖を挟んで、立山・剣岳が正面に見えます。ガスのかかった山が多いものの、すごい展望です。食事はカップラーメン。この景色をみながらですから、贅沢ですねぇ。山頂周辺は小さなお花畑です。ミヤマオダマキ、タカネヤハズハハコ、イワツメクサなどが見られました。

(蓮華岳)
 いったん、針ノ木峠まで下り、再び登り返します。正直、きつかったです。小屋泊の皆さんが空身で登ってましたが、私も荷物を置いてきたらよかったとちょっと後悔しました。山頂が近づくと、岩々レた道となりますが、歩きやすく、両脇にはコマクサが咲いています。後立山連峰らしい非対称山稜の斜面も見えて、やっぱ北アルプスだ!と思いました。よくみると、大町市側からガスが上がってきているのがわかります。なので、下界の景色は見えませんでした。

(下山)
 またまた針ノ木峠まで戻ります。恐ろしいほど大混雑ですね。
 ここから下山します。積乱雲が発生していますが、いましばらくは大丈夫そう。しかし、雷雨は怖いので、おそくとも4時までには下りたいと思いました。しかし、それにしても、どんどん、人が上がってきます。今日の小屋はどうなるのでしょう?
 雪渓の区間の下りは楽しいですね。サクサク下りれます。大沢小屋から下の区間は少々うんざりしますが、雨に降られることなく扇沢に到着。
 下山後は大町の薬師の湯に寄って帰りました。1990年代に鹿島槍スキー場によく来ていたころに寄った温泉ですが、リニューアルされたようです。

扇沢の駐車場から。
1日がはじまります。
登山口です。この左側にテントがあり、
登山計画書をチェックして頂きます。
ここから山道に入ります。
針ノ木岳とスバリ岳です。
このまま晴れてほしいです。
大沢小屋
神社とレリーフ
雪渓が見えてきました。
人が登っているのが見えます。
ヤマブキショウマでしょうか。
ショウマ系はなかなか区別できません
ニガナ
白花ですね。
ウツボグサ
シモツケソウ
キンコウカ?
この系統は同定が難しいです。
イワカガミ
見上げると山のギザギザ
雪渓を登ります。
雪渓の途中から見下ろします。
たくさんの人が登ってきます。
雪渓は、穴が空いていたり、
スノーブリッジがあるので要注意です。
ここから夏道です。
雪渓と並行して登っていきます。
良い感じですね。スバリ岳。
チングルマとイワカガミ
針ノ木峠下はお花畑となっていました。
針ノ木峠が見えてきました!
針ノ木小屋(針ノ木峠)
針ノ木小屋(針ノ木峠) 右はスバリ岳。
チシマギキョウ
ミヤマダイコンソウ
チングルマ
チングルマとスバリ岳
針ノ木岳とスバリ岳
カールのようになっています。
シナノキンバイ
ベニバナイチゴ
アオノツガザクラ
シナノキンバイの群生とスバリ岳
スバリだけの横に見えるのは、もしかして剣岳!?
シナノキンバイ 色が濃く、花も大きいです。
タカネヤハズハハコ
水晶、赤牛、薬師ですね。
山頂はもうすぐ・
スバリの方面へ。この縦走路も歩いてみたいです。
立山・剣岳です。下に見えるのは黒部湖。すごい景色です。
針ノ木岳・山頂
薬師岳方面
剣岳
赤牛岳・水晶岳
カップ麺です。この景色を見ながら頂きます。
汁が、疲れた胃にしみわたります。
シオガマギク類
ミヤマシオガマでしょうか?
ミヤマダイコンソウと立山
たぶん、チシマギキョウ
ミヤマオダマキ
イワベンケイ
イワツメクサ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウとスバリ岳
お花畑がありました。
ミヤマクワガタ
ミヤマクワガタ、キバナノコマノツメ、タカネヤハズハハコ
チングルマ
ミネズオウ
チングルマ(綿毛)
針ノ木岳
蓮華岳への登り
蓮華岳への登り
コマクサ
頂上が見えてきました。
コマクサ
イワツメクサ
コマクサ
蓮華岳の神社からです。
大町市街側から雲が上がってきています。
後立山連峰の特徴的な非対称山稜
沢の雪どけ水はうまい!
要所には、こいのぼりが設置されています。
本日登ってきた雪渓が良く見えます
扇沢に戻ってきました。
 

 
地図はカシミール3Dを使用して作成しています。なお、この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認(平24情使第201号)を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。また、本文中の山の名前・花の名前は十分な特定ができず、勘違い、間違いなどがある場合があります。